サッカーワールドカップロシア大会、日本の1次リーグ最終戦の28日、兵庫県神戸市のスポーツ紙では翌日の1面を争う「もう1つの戦い」が繰り広げられていました。 「てこでもぶれない」あの新聞社を取材しました。
28日午後5時。 やってきたのはこちら、デイリースポーツ(本社・神戸市)。 そこでは、翌日の紙面のラインナップを決めるための会議が開かれていました。 デイリースポーツと言えば、自らを「てこでもぶれない」と称するほどの虎党。 勝っても負けても、1面は虎、虎、虎!この日の阪神は横浜からの3連勝がかかった大一番でもあったのですが、ここで、デイリースポーツはある大きな決断を下します。 なんと、1面を日本代表で行く可能性が。 1面を飾るのは阪神か?それとも日本代表か?この日の阪神戦。 9回で勝ち越した阪神は見事3連勝を飾り、さらに能見投手がプロ通算100勝という記念すべき試合に。 しかし、ここで中村編集長は歴史を変える大きな決断を下します。 なんと、日本代表を1面に持ってくることに。
そして午後11時にキックオフしたポーランド戦。 両者一歩も引かずに迎えた後半14分、日本は手痛い先制点を許してしまいます。 そのまま試合は終了。 日本は警告などによる「フェアプレーポイント」の差で、2大会ぶり3回目の決勝トーナメント進出を決めます。 喜びもつかの間。 原稿の「タイムアップ」が迫る中作業が進められ、出来上がった紙面がこちら。 なんと、1面に阪神と日本代表が同居する異例の紙面に。 「てこでもぶれない」デイリースポーツをも動かした日本代表。 ベルギーとの決勝トーナメント1回戦は、日本時間7月3日にキックオフです。
最終更新:6/29(金) 12:11
サンテレビ
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