トラブル多発 コインパーキングの落とし穴 数千円で済むはずが数万円の請求…

1/22(月) 9:01配信

産経新聞

 「24時間最大○○円」などと書かれたコインパーキングの料金表示をめぐり、トラブルが多発している。目立つのは24時間経過後は通常料金になるのにその表示がなかったり、不明瞭だったりして、高額の支払いを求められるケースだ。中には、数千円と予想していたのに数万円を請求された-といった苦情も。トラブルを避けるため、どんな点に注意すればいいのか。(社会部 三宅陽子)

 ■高額請求の“からくり”

 「最大24時間2000円」。そう表示されたコインパーキングを見つけ、車をとめることにした。最大料金は繰り返し適用されると思い、3日間利用したら、請求されたのは想定していた金額(6000円)を大幅に上回る数万円。「24時間経過後は通常料金が加算される」との表示はなく、困惑している…。

 全国の消費生活センターには最近、こうしたコインパーキングの最大料金に関する苦情や相談が相次いでいる。平成28年度の相談件数は、確認できたもので151件に上った。

 消費者庁によると、多いのは「24時間最大○○円」などと書かれた表示に関する相談だ。コインパーキングの中には、最大料金の適用が「1度限りなのか」「24時間以降も繰り返されるのか」を表示していないケースもあり、消費者が知らないまま長期間利用して高額請求を受けるトラブルが目立つ。

 最大料金の適用が1度限りの場合、一般的に24時間経過後は通常料金での加算が始まることになる。

 例えば、「24時間最大3500円」「8~22時は30分ごとに500円/22~8時は60分ごとに200円」とだけ書かれた看板があるとしよう。最大料金は繰り返し適用されるものと考えた利用者が、月曜の午前8時に入庫し、水曜の午前8時に出庫したとすると、「計48時間だから7000円」と思っていた支払いは、1万9500円になる計算だ。

 24時間以降の加算額が大きければ、支払額はさらに膨らむことになる。

 ■最大料金表示は大文字なのに注意書きは小文字…

 最大料金の適用条件が書かれていても、小さな文字だったり、看板の隅に書かれていたりするなど分かりにくい表示も少なくない。表示を見落とすと、やはり高額請求の憂き目にあうことになる。

 消費生活センターに寄せられた実際の相談では、「1日最大500円」と大きく表示され、「最大料金は当日限り」と小さく書かれた注意書きを見落とした消費者が5日利用したところ、想定額(2500円)を大幅に超える2万円以上を請求された。

 別の消費者は「最大料金は24時間まで」とする小文字の利用規約に気づかず、「1日最大料金 平日3700円・日祝1800円」のコインパーキングを3日利用。1万円程度で済むと思っていたのに、4万6100円を請求されたという。

 年末年始やイベント開催時などは最大料金の適用を行わないなど特別料金を設定しているコインパーキングもあるとされる。ただ、貼り紙などで小さく表示しているだけといったケースもあるといい、気が抜けない。

 ■「24時」を24時間と勘違い

 一方、間違いやすい表示もある。

 例えば、「当日最大料金○○円」の表示とともに、当日を「入庫から24時まで」と明記してある看板だ。日付の変わる午前零時からは通常料金となるが、利用者の中には「24時まで」を「入庫から24時間以内」と勘違いし、トラブルになるケースもみられる。

 また「デイタイム最大料金」「ナイトタイム最大料金」などと大きく表示されている看板の場合、最大料金が設定されていない曜日や時間帯があることがあり、それを利用者が見落とすケースもあるという。

 消費者庁は「コインパーキング利用に当たっては表示をよく読むことが何より重要」と強調。「分かりにくい場合は業者に問い合わせるほか、最大料金については『繰り返し適用されるのか』『1度限りなのか』などを確認してから利用することを心がけてもらいたい」と注意を呼びかけている。

最終更新:1/22(月) 10:11
産経新聞

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