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きょう乃木坂46から卒業。橋本奈々未が考える「幸せ」

2017年2月20日 10時00分 ライター情報:近藤正高
 
 
 
「大丈夫じゃないことは人生になかなか起こらない」
乃木坂46の橋本奈々未が、グループのキャプテンである桜井玲香とのトークでそんなことを口にした(2月18日放送のNHK・BSプレミアム「乃木坂46SHOW」)。ちょうどここしばらく、仕事で綱渡りのスケジュールをこなしている私には、胸にしみる言葉だった。きっと彼女は、これまでにもグループのさまざまな局面で、そんなふうにメンバーを励ましてきたに違いない。

その橋本が24歳の誕生日を迎えたきょう、さいたまスーパーアリーナで開催されるコンサートをもってグループを卒業、芸能界からも引退する。

橋本は5年半前、乃木坂46の結成とともにデビューして以来、グループのフロントメンバーとして活躍してきた。北海道旭川市から上京して美大に入学し、経済的に困っていたころ、乃木坂46の一期生の募集を知り、オーディションを受けたことは、ファンのあいだではよく知られる。
「乃木坂46 橋本奈々未の恋する文学 ―冬の旅―」。DVDおよびBD版のジャケットは、番組中にも登場する北海道出身の写真家・岡田敦の撮影
 

「お約束」とは一線を画す文学紀行


読書家でもある彼女は、昨年には、地元・北海道文化放送の「乃木坂46 橋本奈々未の恋する文学」というテレビ番組に出演した。2月~3月に放送された「冬の旅」、10月~12月に完結編として放送された「夏の旅」と二部構成となる同番組は、その後ノーカット完全版でDVD・BD化もされている。一部の回はフジテレビオンデマンドでも視聴可能だ(北海道以外の地域でも放送予定があるとか。くわしくはツイッターの公式アカウントを参照)。

以前より、俳優やモデルを案内役に、文学など芸術をとりあげた紀行番組は珍しくない。たいていは、作家の横顔を紹介しながら、そのゆかりの地をまわり、作品の世界に触れるというのがお約束のパターンだ。最近、友近がコントで、この手の番組で女優がさも作家の心を理解しているかのように振る舞い、その鼻につく感じをパロディにしていたのを思い出す。

しかし、「恋する文学」はそういうありきたりな番組とは一線を画す。ここでとりあげられるのは作家というよりはむしろ、作品を生んだ土地とそこに生きる人々だ。作品だけでなく、旅先で見たもの、出会った人たちから聞いた話などを通じて、橋本が何を感じたかが、この番組の最大のテーマである。
 

羊をめぐるハプニング


二部にわたる「恋する文学」のうち、「冬の旅」では、橋本の愛読書だという村上春樹の『ノルウェイの森』『羊をめぐる冒険』のほか、桜木紫乃『ラブレス』渡辺淳一『阿寒に果つ』が、「夏の旅」では宮下奈都『羊と鋼の森』渡辺淳一『花埋み』桜木紫乃『蛇行する月』がそれぞれとりあげられている。
 
 
 
 

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